相続登記を放置してしまっていた。手続きが難しく自分ではわからないので、全て一式お願いしたい。

相続登記を放置していたケース
ご依頼者様富士市在住 H様
ご依頼内容相続登記の代行
目次

相談の経緯

H様は当事務所のホームページをご覧頂きLINEからご連絡いただきました。

ご自宅の土地・建物が祖母の名義のままになっており、今回H様のお父様が亡くなった際に初めてその事実を知ったとのことです。

お父様は8人兄弟だったとのことで、相続人が誰かもわからないため、途方に暮れていたところ相続に強いと記載してある当事務所にご連絡いただきました。

ご相談内容のポイント

ご相談内容をお聞きしたところポイントは以下の通りです。

ご相談内容のポイント
  • 相続人が誰かわからないので、特定してほしい
  • 相続手続きをどのように進めたら良いか教えてほしい
  • 自宅の名義変更をしてほしい

ご相談時には相続人が何人になるか検討もつきませんでした。

お手続きの内容を説明させていただき、ご依頼をお受けすることとなりました。

弊所の対応と結果

まずは戸籍の収集から始めました。相続人が多数に及ぶ可能性もあるため相当の時間がかかることが予想されました。
想定通り、相続人の数が多く戸籍を請求する市町村も多数に及び戸籍収集完了まで数カ月かかりました。相続人の数は、20名ほどになりました。

相続人の連絡先を依頼者へお伝えし、ご依頼者様から直接相続登記のご協力のお願いをしていただくこととなりました。

運良く、相続人の皆様が協力的で手続きに快く応じていただくことが出来ましたので、皆様から実印の押印と印鑑証明書をいただき、無事相続登記を行うことができました。

司法書士のコメント

司法書士

本件事案は相続登記を放置した結果、相続登記行うのに多数の費用と時間を要することになったものでした。

今回の事案は本当に運が良く、相続人皆様のご厚意で相続手続きが円滑に行えた事例でした。
通常、これだけ相続人が多く、疎遠な状態では相続手続きご協力頂けない方が何名か出てきてもおかしくありませんでした。
そうなれば、最悪遺産分割調停など裁判上の手続きをしなければなりません。

司法書士として、遺産分割調停の申立書等の作成のお手伝いは可能ですが、調停をご自分で進めるのが不安の方は弁護士に代理人をお願いする必要がございます
その場合、それなりの費用を要することとなります。

相続登記を早めにやっておけば、このようなリスクを負う必要はありませんので、相続が発生したら早めに手続きを行いましょう。

相続登記は早めにやるのが1番のリスク回避

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この記事を書いた司法書士

山本真吾のアバター 山本真吾 司法書士

相続手続きの専門司法書士
平成25年開業当初から相続手続中心の事務所を設立。
現在では、生前中の対策から、相続対策まで依頼者にとって最善の対策・紛争予防をご提案しております。
【保有資格】
司法書士 宅地建物取引士 家族信託専門士 日商簿記2級

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